スタジオジブリの宮崎駿監督が制作した「崖の上のポニョ」は、美しい海の中が描かれるアニメーション作品です。
冒頭、数分間セリフなく、見せる海底表現は、生命の息吹を感じる美しさです。
CGを使用せず作画されたこの作品は、暖かなタッチの裏に膨大な人間の「労力」がかいま見える作品となっています。
崖の上のポニョ ストーリー・あらすじ
崖の上の家に住む主人公、宗介の恋をした魚の女の子ポニョの物語。
好奇心、旺盛なポニョは、外の世界へ興味をもつ。
魔法使いの父親、フジモトの目を盗んで人間の世界にたどり着き、主人公の宗介とであいます。
宗介のやさしさに触れ、彼を大好きになってしまったポニョ。
しかし、人間の悪いところをたくさん知っているフジモトは、ポニョを海の中に連れ戻し、魔法の力を使ってとじこめてしまうのだが・・・・。
崖の上のポニョ 崖の上の峠を車で攻めまくる母リサ
かなり強気なドライビングテクニックで崖の上の峠を車で攻めまくる母リサさん。
宗介くんが、母と呼ばないこも若さの秘訣なのか?
そしてバケツの水もアイスクリームもこぼれない!
「とうふ屋さん」もびっくりだ!
老人ホームと保育園がまとなりそれは監督の理想?
宮崎駿監督が描く理想の老人ホームを何かの冊子で見たことがある。
最後の時は子供たちに囲まれて過ごしたいという宮崎監督の意図を感じた。
理想の介護施設なのかもしれない。
かり大人な子供の宗介と子供の大人のリサ
大人と子供の境目は、なんだろう?
と思わせるような母と子供の関係。
その境目の曖昧なところに嵐の中ポニョが現れても驚かないところがあるのだろうか。
崖の上のポニョ 考察 ポニョの本当の名前など多く語らない作りはもはやエヴェンゲリオン
ポニョの本当の名はブリュンヒルデ、ポニョのお父さんは元人間で「生命の水」たるものを海底で抽出している。
ポニョは、宗介の血を舐めてしまうことで人間のDNAを手に入れるのだが?
大きく語られないまま物語が終わっていくこの作りは、もはや
「エヴェンゲリオン」にもにている。
ポニョのお父さんフジモトがいうには、ポニョは魔法が使い邦題で、世界に大穴を開けてしまったという。このままでは世界が破滅する
人工衛星が落下し 星の重力場崩壊がはじまっているようだ。
想像を絶する高潮もこの重力場の崩壊が影響しているとのこと。
宮崎駿監督自身もたびたび描いてきた人類の終焉の一つなのだろう。
海がこの世とあの世を隔てているとしても不思議ではない。
ポニョが人間になり魔法を手放すことで世界は救われたらしいが。
崖の上のポニョ 考察 コミカルな描写の中に自然の怖さを忍ばせる
宗介くんが一人ポニョを探して海に入ってしまうシーンなど、大人的には少し怖さを感じてしまう。
自分の身長を遥かに超えるデボン紀の魚が泳ぐ海に、小さな小舟で出航することも怖いが、その海に潜るなんて大人になると恐ろしい。
子供のころには、あった「勇気」みたいなものが自然と薄らいでいってしまったのだろうか?
あの頃は、触れたイモムシも今は絶対さわれません。
崖の上のポニョ 歌 エンディングテーマ
「崖の上のポニョ」
歌:藤岡藤巻 大橋のぞみ
作詞:近藤勝也、補作詞:宮崎駿、作曲・編曲:久石譲
崖の上のポニョ 登場人物 声優
ポニョ声 – 奈良柚莉愛
魚の女の子[2]。本名は「ブリュンヒルデ」[3]。年齢は5歳。
宗介(そうすけ)声 – 土井洋輝
本作の主人公。保育園「ひまわり園」に通っている、おかっぱ頭の少年。年齢はポニョと同じく5歳。
リサ 声 – 山口智子
25歳。耕一の妻で、宗介の母。宗介と耕一から「リサ」と呼ばれている。保育園の隣にあるデイケアサービスセンター「ひまわりの家」で働いている。
耕一(こういち)声 – 長嶋一茂
30歳。リサの夫で、宗介の父。宗介とリサから「耕一」と呼ばれている。内航貨物船「小金井丸」船長。
フジモト 声 – 所ジョージ
ポニョの父。かつては人間だったが、人類の破壊性に愛想を尽かし、現在は海の眷属(けんぞく)として生きる魔法使い。
グランマンマーレ 声 – 天海祐希
ポニョの母で、フジモトの妻。フジモトにとって頭が上がらない存在である。公式設定では海なる母とされており、海全体の女神のような存在。
ポニョの妹達 声 – 矢野顕子
百匹近くもの数がいて、姉のポニョを慕っている。ポニョが解放した「生命の水」の力で巨大魚に変化する。
トキ 声 – 吉行和子
「ひまわりの家」の利用者で、電動車椅子に座っている。他の住人と異なり、憎まれ口を叩いてばかりいるが、根は優しい。
ヨシエ 声 – 奈良岡朋子
「ひまわりの家」の利用者。トキと同じく車椅子に座っている。宗介を実の孫のように可愛がるなど心優しい老人。
カヨ 声 – 左時枝
「ひまわりの家」の利用者で、ヨシエと一緒に行動することが多い。若いころはキャリアウーマンだったらしい。
婦人 声 – 柊瑠美
ポニョと宗介が出会った子連れの女性。昭和30年代風の古風な出で立ちで、おっとりとしている。
アナウンサー 声 – 羽鳥慎一(日本テレビアナウンサー〈当時〉)
テレビのニュース番組で、緊急の気象情報(台風)を伝える。
クミコ 声 – 平岡映美
「ひまわり園」の園児で、宗介の女友達。勝気でおしゃまな女の子でおしゃれが大好き。
カレン 声 – 大橋のぞみ
「ひまわり園」の園児。
崖の上のポニョ 制作・スタッフ
原作
脚本
監督 宮崎駿
プロデューサー 鈴木敏夫
制作 星野康二
作画監督 近藤勝也
作画監督補 高坂希太郎、賀川愛、稲村武志、山下明彦
原画 田中敦子、山田憲一、芳尾英明、山森英司、小野田和由、松尾真理子、古屋勝悟、鈴木麻紀子、田村篤、米林宏昌、横田匡史、佐藤雅子、今野史枝、廣田俊輔、二木真希子、大塚伸治、浜洲英喜、小西賢一、栗田務、杉野左秩子、箕輪博子、武内宣之、山川浩臣、末吉裕一郎、橋本敬史、本田雄
動画チェック 舘野仁美
動画チェック補 中込利恵、藤井香織
動画 手島晶子、斎藤昌哉、大村まゆみ、中村勝利、アレキサンドラ・ワエラルフ、鈴木まり子、大橋実、山田伸一郎、高橋もよ、石角安沙美、檜垣恵、三浦智子、東裕子、松村舞子、北澤康幸、真野鈴子、西戸スミエ、東誠子、槇田喜代子、土岐弥生、椎名律子、大谷久美子、富沢恵子、藤森まや、大友康子、矢地久子、梅林由加里、宮田知子、渡辺恵子、太田久美子、岩柳恵美子、松下敦子、寺田眞佐子、国島裕子、谷平久美子、山浦由加里、中里舞、菅原隆人、金子由紀江、中西雅美、小山正清、福井理恵、鈴木理沙、大谷茜、田名部節也、岩上由武、中野洋平、佐川芳美、高村和宏、保坂恒、西河広美、寺田久美子、伊藤かおり、近藤梨恵、黄順河、増田朋世、久保田彩、奥山鈴奈、大原真琴、石井邦俊、沖田博文、松本恵、三谷暢之、元矢陽子、高瀬有奈、市村俊太郎、矢永沙織、鈴木和音、中村恵美、高島孝広、斉藤ゆか、小島知之、佐藤充夫、上田祐平
作画協力 アニメトロトロ、中村プロダクション、スタジオたくらんけ、スタジオコクピット、動画工房、GONZO、ブレインズ・ベース、竜の子プロダクション、スタジオカラー
美術監督 吉田昇
美術監督補 田中直哉、春日井直美、大森崇
背景 伊奈涼子、芳野満雄、平原さやか、福留嘉一、長田昌子、渡邊洋一、矢野きくよ、高松洋平、西川洋一、佐藤詩穂、増山修、武重洋二、男鹿和雄
色彩設計 保田道世
色指定補 山田和子、田村雪絵、熊倉茜
デジタルペイント 森奈緒美、高橋広美、古城理恵、斉藤清子、石井裕章、齋藤純也、松島英子、土居真紀子、竹野裕美、谷香織
T2 Studio
桐生春奈、南城久美、清水亜紀子、和田佳澄、柴田好美、渡辺奈津美、川又史恵、垣田由紀子
映像演出 奥井敦
デジタル撮影 藪田順二、田村淳、芝原秀典、三好紀彦、佐藤美樹
デジタル特効 糸川敬子
プログラマー 井上雅史、岩沢駿
整音 井上秀司
音響効果 笠松広司
録音演出 木村絵理子
効果助手 松永芳樹
フォーリー 山口美香
整音助手 今泉武、澁澤裕美子
光学録音 上田太士
ドルビーフィルム・コンサルタント 河東努、森幹生
dtsマスタリング 近田まり子、相川敦
キャスティング・プロデュース 畠中基博、佐藤あゆみ
音響制作協力 東京テレビセンター、デジタルサーカス、東北新社、NATS日本自動車大学校、PUG POINT・JAPAN、コンチネンタルファーイースト株式会社
音楽
指揮
ピアノ 久石譲
演奏 新日本フィルハーモニー交響楽団
コンサートマスター 崔文洙
ヴォイス 麻衣
コーラス 栗友会合唱団
レコーディング&ミキシングエンジニア 浜田純伸
音楽収録 すみだトリフォニーホール
音楽制作マネージメント ワンダーシティ
内田宣政、千葉香代、前田泰弘
編集 瀬山武司
編集助手 松原理恵、角川桂子、佐々木紘美
制作担当 渡邊宏行
制作デスク 伊藤郷平、望月雄一郎
制作進行 仲澤慎太郎、三吉弓子
ポストプロダクション 古城環、津司紀子、西原彩夏
監督助手 居村健治、清川良介
制作業務担当 野中晋輔
制作業務 荒井章吉、川端俊之、西方大輔、品川徹、長澤美奈子
音楽著作権 長井孝
プロデューサー室 白木伸子、小林一美、西村義明、内藤まゆ
プロデューサー補 伊平容子
広報 西岡純一、栗原節子、西村由美子、田村智恵子、机ちひろ、伊藤望、小見明子
キャラクター商品開発 今井知己、稲城和実、浅野宏一、安田美香、熱田尚美
出版 田居因、平林亨子、北沢聡子、齊藤睦志、岸本卓、渋谷美音
イベント担当 橋田真、田中千義、三好寛、筒井亮子、高見典子
管理担当 島宮美幸、玉川典由
管理 一村晃夫、伊藤久代、山本珠実、伊藤純子、伊藤高康、鵜木久徳、齊藤博幸、宮坂由紀子、海老澤夏希、小久保美佐、齋藤深幸、内田沙織、藤津英子、沼沢スエ子、藤田昌子、告きよ子
システム・マネージメント 北川内紀幸、佐々木さとみ、槙原彰治
海外プロモート スティーブン・アルバート
武田美樹子、網崎直、エヴァン・マ、藤田泰聡
監査役 中尾博隆
協力 荒川格、磯前史子、岡田知子、加藤昌孝、金沢明香、金野巧、亀田勇気、川人献一、黒河内豊、後藤慎司、子安慎二、齋藤政憲、佐多美保、佐藤寿一、鈴木康弘、関慎太郎、高井真一、高橋賢太郎、田中英雄、田中博臣、土谷大輔、堂園佑子、西崎聡一、服部准、濱田美和子、林隆司、原田康久、広瀬春奈、福田啓二、藤岡孝章、保志忠郊、森田正樹、盛谷尚也、八幡麻衣子、山﨑文雄、吉池千絵、依田謙一、米澤隆太
特別協賛 アサヒ飲料
特別協力 ローソン、読売新聞
宣伝プロデューサー 伊勢伸平、細川朋子
東宝
中西藍、福田信紘、西田信貴
東宝アド
矢部勝、土屋勝、松木理恵子、水木雄太、篠原由樹夫、小柳道代、原美恵子、矢島洋、折原裕之
予告篇制作 板垣恵一
「崖の上のポニョ」製作委員会 日本テレビ放送網
氏家齋一郎、細川知正、室川治久、小杉善信、長崎佳子、藤本鈴子、高橋望、畠山直人、松隈美和、平方真由美
電通
高嶋達佳、若杉五馬、松下康、杉山恒太郎、島本雄二、白石統一郎
博報堂DYメディアパートナーズ
佐藤孝、吉川和良、西川孝、安永義郎、吉田恵、矢部征嗣
ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメント
塚越隆行、平野舞子、岸本光司、村中優子、山下幸郎
ディーライツ
鈴木大三、板橋徹、山本哲也、高﨑俊哉、新井紀乃
東宝
高井英幸、千田諭、島谷能成、市川南、山内章弘、小野田光
製作担当 奥田誠治、福山亮一、藤巻直哉
現象 IMAGICA
タイミング:平林弘明、上野芳弘
フィルム・レコーディング:小越将、熊倉怜
マネージメント:松本渉、真島彩
デジタルシネマ・マスタリング:岡田健
ラボ・コーディネーター:佐藤祐梨子
ラボ・マネージャー:川又武久、久下理
制作 スタジオジブリ