【細田守監督作品】『バケモノの子』本当のバケモノの正体とは?

【細田守監督作品】『バケモノの子』ネタバレあらすじ 本当のバケモノの正体とは? アニメ

細田守監督作品アニメーション映画、『バケモノの子』についてわかりやすく解説していこうと思います。

あくまでも私個人の感想と見解です。皆さんと思いと共有できれば幸いです。

記事後半にかけて若干のあらすじ・ネタバレが含まれます。

まだ、この作品を観られてれていない方は是非映画を観た後にお楽しみください。

バケモノの子 ストーリーあらすじ

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バケモノの世界『渋天街』に迷い込んだ少年蓮(れん)と一人ぼっちのバケモノ熊徹(くまてつ)の成長を描く物語。

母親が急死し親戚に引き取られることになった9歳の蓮は家から逃げ出し行くあてもなく渋谷の街をさまよっていた。

時を同じくして、バケモノの世界『渋天街』では、次の長老である『宗師』を決めるための闘技大会が開かれようとしていた。

その大会の出場条件は、『弟子を持つということ』

弟子を探すため、人間界の渋谷の街を歩いていた熊徹(くまてつ)と多々良(たたら)は、鉄道の高架下でうずくまる蓮を見つけた。

熊徹は、9歳の人間の少年、蓮を九太(きゅうた)と名付け強くなるための秘訣を教え始める。

しかし、熊徹に親はいない、師匠もいない、これまで一人で生きてきた彼に、

誰にも教わることのなかった彼には、弟子である九太に教えることも出来なかった・・・。

ジブリの『千と千尋の神隠し』を思わせる美しいバケモノの世界『渋天街』

『バケモノの子』の舞台、バケモノの世界『渋天街』

人間世界の渋谷のビルの隙間から続くその世界は、

とても自然的で豊かな食生活模様で描かれている。

ジブリ作品『千と千尋の神隠し』のトンネルの先の不思議な世界同様

人間は、簡単に出入りはできない。

熊徹達を追ってビルの隙間に入ると渋谷の雑踏が少しずつ消え、

静かで木漏れ日の差し込む細い路地は少しずつ主人公と観客を

バケモノの世界へと誘ってく。

バケモノの世界『渋天街』の市場には様々な食材が並び、フルーツパフェなどの甘味も味わえる。

バケモノの世界には長老である『宗師』が収める別の街がいくつも存在し様々な特色のある街が描かれている。

バケモノの世界とはいえ、穏やかな時が流れ牧歌的なその場所は観ていてとても心地よい場所に感じた。

映画バケモノの子 細田守監督の紡ぎ出す成長の物語

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細田守監督作品「おおかみこどもの雨と雪」に続き、主人公達のの成長が描かれた作品となっていた。

細田守監督自身に子供が生まれたことにもよるらしい。

今回も主人公の九太の成長が描かれているが、師であり育ての父でもある熊徹の姿も見どころの一つかもしれない。

この作品にも出演しているリリーフランキーさんが出演している

是枝裕和監督作品『そして父になる』のような

本当の父親とは何か?家族とは何か?を観ている大人たちに語りかけてきた。

一郎彦が抱いた『心の闇』

バケモノの世界では『人間の子』はご法度である。

だからと言って食べられるわけではない。

物語前半で熊徹が九太を弟子としてとることになった時語られるが、

『人間の子供は心に闇を宿す』という理由がある。

宗師の計らいで九太は特例的に認められることになるのだが、

バケモノの世界『渋天街』にはもう一人の人間の子供がいた。

九太よりも先に猪王山(熊徹のライバル)に拾われ実の子(バケモノの子)として育てられた一郎彦だった。

「どうして私にはとう様の様な立派な牙がないのですか?」

と猪王山に子供ながらに尋ねる姿は、

憧れる父の様には、自分が慣れないのではないか?

という焦りや苦しみ『心の闇』が痛いほど伝わってきた。

 

思い描いた様な大人になれた『大人』は一握りもいないのではないだろうか?

歳を重ねるごとにある日、『自分が思い描いた様な大人にはなれそうもないな』と気がついた時がある人も多いのではないだろうか?

幸運なことに私は一郎彦の様に自分を責めることはありませんでしたが・・・・。

熊徹が九太に初めに教える『心の中にあるという一本の剣』、自分自身を見つけることなのかもしれません。

本当の『バケモノ』の正体 なぜクジラだったのか?

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その中での物語の後半で登場するクジラは人間の子供、一郎彦が『心の闇』に飲まれた姿もでした。

物語の中盤で楓が蓮に『白鯨』考察を話しています。

「クジラは自分を映す鏡で、主人公は自分自身と戦っているんじゃないかな?」っと

このクジラについては、様々な意見がありますが私は、自分を見失った一郎彦の姿を通して蓮は自分自身と決着をつけたのだと思います。

それは、その後の蓮と実の父親との関係でもわかるのではないでしょうか。

 

この作品の中には様々な『バケモノ』が登場したと思います。

1つ目のバケモノは、蓮の心の闇

2つ目のバケモノは、一郎彦の心の闇

3つ目のバケモノは、無関心な私たち大人かもしれません。

物語の冒頭で蓮に手を差し伸べたのはバケモノの百秋坊だったと思います。

捨てられていた一郎彦を育てたのもバケモノの猪王山でした。

昔はいた、面倒見のいい近所のおじさんやおばさんも社会の風潮の中で消えていきました。

近所の皆で子育てしていこうという様なコミュニティーも失われつつあるのかもしれません。

日本財団のデータでは、日本中に『親と暮らせない子供』は約45,000⼈ほどいるといわれています。

バケモノの子 登場人物 声優

九太(きゅうた) / 蓮(れん)声 – 宮崎あおい(幼少期)、染谷将太(青年期)

九太(きゅうた) / 蓮(れん)声 – 宮崎あおい(幼少期)、染谷将太(青年期)

映画『バケモノの子』の主人公 人間界での名前は蓮(れん)バケモノの世界(渋天街)では、熊鉄につけられた名前九太(きゅうた)と呼ばれている。

あることが原因で居場所を失いバケモノの世界(渋天街)に迷い込む。

強くなるために熊鉄の弟子になるのだが・・・・。

熊徹(くまてつ)声 – 役所広司

熊徹(くまてつ)声 – 役所広司

九太の師匠でバケモノの世界『渋天街』で一二を争う最強のバケモノ。

しかし、あれくれ者の熊鉄は周りから疎まれていた。

宗師になるためには弟子を持つ必要があるのだが、そんな彼の元に弟子になる者は誰も現れない。

身寄りのない人間の子(九太)を引き取り弟子にしてしまう。

多々良(たたら)声 – 大泉洋

多々良(たたら)声 – 大泉洋

猿顔のバケモノ。

熊徹の友人。頭は切れるが口の悪い皮肉屋。

人間であるにも関わらず熊徹の弟子となった九太に冷たい態度で接するが、次第に百秋坊と共に九太に対して目をかけていく。

物語は彼の語りから始まる。

百秋坊(ひゃくしゅうぼう)声 – リリー・フランキー

百秋坊(ひゃくしゅうぼう)声 – リリー・フランキー

豚顔のバケモノで僧侶。

熊徹の友人。聡明で誰にでも優しく接するが、怒るときは怒る。

熊徹との師弟関係に悩む九太に度々助言を与える。

家事全般が得意であり、何も出来なかった九太にとっては『家事』の師匠と言える存在。

楓(かえで)声 – 広瀬すず

楓(かえで)声 – 広瀬すず

渋谷の図書館で勉強している女子高生。

九太と図書館で出会い、一緒に勉強をする。

楓は、読み書きを教えてもらっている九太にとって、人間界での師匠のような存在。

宗師(そうし)/ 卯月(うげつ)声 – 津川雅彦

宗師(そうし)/ 卯月(うげつ)声 – 津川雅彦

兎顔のバケモノ。

高齢だが武術の達人で渋天街に棲む10万を超えるバケモノを長年束ねている現役の長老。

自分の神格化に伴い次の宗師を探している。

猪王山(いおうぜん)声 – 山路和弘

(いおうぜん)声 – 山路和弘

猪顔のバケモノ。

渋天街の誰もが、強さ、品格ともに一流と認める。

数多くの弟子をもち、次期宗師の最有力候補。

一郎彦と二郎丸の父親。

一郎彦(いちろうひこ)声 – 黒木華(幼少期)、宮野真守(青年期)

一郎彦(いちろうひこ)声 – 黒木華(幼少期)、宮野真守(青年期)

猪王山の長男。

親ゆずりの強さ・品格をもち、父のような立派な剣士になることを夢見ている。

青年期では、大人びた精悍な顔つきに成長。物に触れずに動かす能力、念動力の使い手。

二郎丸(じろうまる)声 – 大野百花(幼少期)、山口勝平(青年期)

二郎丸(じろうまる)声 – 大野百花(幼少期)、山口勝平(青年期)

猪王山の次男。

強いものに憧れ、父と兄を自慢に思っている。

天真爛漫で、無類の食いしん坊。

青年期では、少年期のヤンチャな気質が抜け、穏やかな性格で誰とでも親しくできる青年に。

九太の親友でもある。

チコ 声 – 諸星すみれ

チコ 声 – 諸星すみれ

九太と渋谷の路地裏で出会って以来、いつも一緒に行動している不思議な小動物。

九太の心の支えになっている。

九太の父 声 – 長塚圭史

九太の父 声 – 長塚圭史

蓮の実の父親。

蓮の母親とは離婚しており蓮を引き取ることができなかった。

行方不明になった蓮を探している。

九太の母 声 – 麻生久美子

九太の母 声 – 麻生久美子

夫と離婚後は女手一つで蓮を育てる

彼が9歳の時に不慮の事故で急死してしまう。

その他のキャラクター

賢者 声 – 中村正(1)、沼田爆(2)、草村礼子(3)、近石真介(4)
アナウンサー 声 – 桝太一(日本テレビアナウンサー)
TV経済ニュース 声 – 郡司恭子(日本テレビアナウンサー)

バケモノの子 主題歌

Mr.Children『Starting Over』(トイズファクトリー)

バケモノの子 スタッフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から引用

バケモノの子 - Wikipedia

原作・監督・脚本

細田守

キャラクターデザイン

細田守、山下高明、伊賀大介

作画監督

山下高明、西田達三

原画

稲村武志、井上俊之、濱洲英喜、尾崎和孝、井上鋭、濱田高行、廣田俊輔、久保まさひこ、秦綾子、本田雄、田中敦子、大塚伸治、八崎健二、坂崎忠、高坂希太郎、賀川愛、川口博史、外丸達也、高橋英樹、箕輪博子、小倉安見、高士亜衣、本間晃、青山浩行、小池健

美術監督

大森崇、高松洋平、西川洋一

音楽

高木正勝

製作

中山良夫、齋藤佑佳、井上伸一郎、市川南、柏木登、中村理一郎、薮下維也、熊谷宜和

ゼネラルプロデューサー

奥田誠治

エグゼクティブプロデューサー

門屋大輔、高橋望

プロデューサー

齋藤優一郎、伊藤卓哉、千葉淳、川村元気

ラインプロデューサー

和気澄賢

アソシエイトプロデューサー

佐藤譲、伊藤整、鈴木智子

色彩設計

三笠修

CGディレクター

堀部亮

美術設定

上條安里

衣装

伊賀大介

編集

西山茂

録音

小原吉男

音響効果

赤澤勇二

音楽プロデューサー

北原京子

キャスティングディレクター

増田悟司

助監督

青木弘安

動画・仕上・制作協力

マッドハウス、コミックス・ウェーブ・フィルム、オープロダクション、スタジオたくらんけ、テレコム・アニメーションフィルム、スタジオカラー、WHITE FOX、サンライズ、ライデンフィルム、アニメーションスタジオ・アートランド、エイトビットロケット、スタジオ風雅、アオイスタジオ、日本テレビ音楽、東宝ミュージック、東京現像所、エイケン、他

特別協賛

SUNTORY

配給

東宝

企画・制作

スタジオ地図

製作幹事

日本テレビ放送網、スタジオ地図

製作

THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS(日本テレビ放送網、スタジオ地図、KADOKAWA、東宝、バップ、電通、読売テレビ放送、D.N.ドリームパートナーズ / STV・MMT・SDT・CTV・HTV・FBS)

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