ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンは、京都アニメーションが手掛けたテレビアニメーションです。
原作小説のストーリーも素晴らしい、そこに京都アニメーションの繊細な演出が加わり日本アニメーション史上最高傑作の一つと言っていい仕上がりとなっていますね。
ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン ストーリー・あらすじ
感情を持たない一人の少女がいた。
少女は戦場で戦うための「道具」として生きていた。
名はヴァイオレット。
時は流れ戦争は終わり、新たな時代が始まろうとしていた・・・。
美しい港町ライデンで、依頼主の代わりに手紙を代筆する職業「自動手記人形」に出会う。
かつての上司、ギルベルトが戦場の別れ際に残した言葉「愛している」
「自動手記人形」になればその言葉の意味がわかるかも知れない。
様々な人達と出会い手紙を代筆し彼女の「愛してる」を探す旅が始まった。
ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン金曜ロードショー特別編集版 地上波では異例の他局放送
2018年 TOKYO MX系でテレビ放送された「ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン」は、放送から3年の時を経て他局である日本テレビの「金曜ロードショー」で特別編集版として放送される。
石立太一監督による完全監修の元、TVシリーズを再構成した特別編集版は、第1話から第3話までと、名作と言われる第7話、第9話、そして、神回と絶賛された第10話を中心に、本作の魅力をぎゅっと濃縮しているという。
今回の特別編集版で主人公の生い立ちや世界観を十分に味わえると思うが、
ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンでは、たくさんの人の想いが主人公に「愛している」を教えていきます。
今回の特別編集版ではカットされてしまっている物語も是非見ていただきたいと思います。
ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン評価は、その痛みを感じるほどに美しい物語 少しネタバレあり
ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンは、物語の中に多くの悲しみを内包している。
主人公のヴァイオレットが、
過去の自分が、誰かの「いつかきっと」を奪っていたことに気づいた時は、きっと作品を見ていた誰もがそうなることが予測できたけれど、避けられない宿命が、痛々しいほどに悲しみと苦しみが描かれている。
しかしそれとは逆に、作品は想像を絶するほど美しい。
私たちが生きているこの世界で、素直に生きる事は難しい。
愛だの想いだのというジャンルはますます難しいだろう。
今の私たちは、ほとんどの人が文字が書け読むことができる。
手紙を書いていたこの作品の時代とは比べものにならないほど、人は近く繋がれる。
そんな時代に「心の失ってしまった部分」を気付かさせてくれた作品になったのではないだろうか。
ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン小説 ありそうでなかった物語 主人公の素直さが心を揺さぶる
「こころ」や「魂」が宿る話しは、本来ロボットや人形などが主に題材として多く使われてきた。
そこに、兵器として育てられ心を持たない少女を持ってきたところが
原作の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」作者の暁佳奈さんは、本当に上手いなと思った。
かつて想像を絶する過酷な戦争が起こっていたこと
その世界とは対照的に主人公の生きるライデンの街は美しく活気があふれていること
その中で、多くの人が心に悲しみを抱き誰かを愛すること
その世界観の中で「自動手記人形」という職業の必要性
全ての物語の必然や設定が素晴らしく組み合わさって、主人公のヴァイオレットが一人の人間へ、そして女性へと変わっていく様子は読者をあっという間に本の中へと連れて行ってしまった。
ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン主題歌 OP・ED
OP主題歌
TRUE [ Sincerely ]
ED主題歌
茅原実里 [ みちしるべ ]
ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン キャスト・声優
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
石川由依
クラウディア・ホッジンズ
子安武人
ギルベルト・ブーゲンビリア
浪川大輔
カトレア・ボードレール
遠藤 綾
ベネディクト・ブルー
内山昂輝
エリカ・ブラウン
茅原実里
アイリス・カナリー
戸松 遥
ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン スタッフ
原作
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」暁佳奈
(KAエスマ文庫/京都アニメーション)
監督
石立太一
シリーズ構成
吉田玲子
キャラクターデザイン
高瀬亜貴子
シリーズ演出
藤田春香
世界観設定
鈴木貴昭
美術監督
渡邊美希子
色彩設計
米田侑加
撮影監督
船本孝平
3D監督
山本 倫
小物設定
高橋博行・太田 稔
編集
重村建吾
音響監督
鶴岡陽太
音楽プロデューサー
斎藤 滋
音楽
Evan Call
音楽制作
ランティス
アニメーション制作
京都アニメーション
製作
ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会